【小説・ノベル】
主人公・加藤迅は整体師をやっている。元々働いていた整体院の院長が引退したために、今はその整体院を引き継いでいる。
そんな迅は幼馴染の今泉真優と一緒に同窓会に来ていた。一緒にいたので関係性を疑われるが、迅は真優からは相変わらず塩対応だとみんなに告げる。
また、その同窓会の場で迅の好きなタイプが『仕事を応援してくれる女性』と言ったのを真優は聞き、反応するのだった。
翌日から真優は迅の整体院に通い出す。そして、その時にわかったのが、迅が若い女性に施術をする時に女性は『感じてしまう』ということだった。
この迅の施術を女性たちは『ゴッドハンド』と呼び、真優の口コミもあって若い女性のお客さんが急増するのだった。
ただ、この様な若い女性のお客さんの反応があまり得意でなかった迅は、早見さつきと言う若い女性の整体師を雇うことに決める。
「若い女性は若い女性に、俺は男性やご年配の方を対応すればいい」そう考えてのことだったが、ゴッドハンドを受けられなくなって行かなくなった女性客が多くいたことを迅は知るよしもなかった。
そんな時に真優が来店する。そして女性整体師を雇った迅に対して不信感を募らせるのだ。実際、施術が終わった後の迅とさつきのやり取りを見て、気が気ではんくなる。
翌日、休日で家にいた迅の元に真優が訪れる。最初は普通に話をしていた真優だったが、さつきとの関係の話になると様子が変わり始める。
そう、真優は『ヤンデレ』なのだった。ただ、迅はここで塩対応の真優も、ヤンデレの真優もどっちも好きだと打ち明ける。
すると、ヤンデレに勢いがついた真優を止められず、迅はあっけなく童貞を奪われるのだった・・・