【ぼくは博士のお気に入り】升瓶堂
貧困と暴力が支配する近未来の街角。
持たざる人々は路頭に溢れ、無情の空の下を彷徨っていた。
『遺棄少年』(ステゴロ)と呼ばれる親から見放された少年たちもまた大人たちに混じって公園で身を寄せ合って生きていた。
神田原子もそんな少年の一人だったが、ある日『熊』とよばれる少年嗜好の変態に襲われ身体を破壊されかけた時、その場に現われた『自警団』(ヂマワリ)を名乗る少年ギャングの一団に救われる。
原子はギャングのリーダー『ユウタ』から仲間に入るよう誘われるが、男しか入れない彼らの掟の中で性別を間違われたた彼は元締めの気遣いにより近隣の研究所へ預けられることとなった。
しかし、その研究所は一人の非情な博士により強化少年をつくる人体実験が行われている恐怖の館だった。
衣食住すべてを失った原子はなすすべもなく、博士のオモチャとなって街の変態たちと闘うために改造と調教を受ける日々が始まった。
こうして変態たちと原子、そして原子を忘れられないユウタと博士のカオスな戦いが殺伐の街に燃え上がる。
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構成はDL書籍化記念のオマケを含み、
イラスト:11ページ
コミック: 3ページ
ノ ベ ル:18ページ
ラフスケッチが見開き2ページ
あとがきその他になります。
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