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【避暑地の母さんは、俺と管理人のオモチャ】官能物語

避暑地の母さんは、俺と管理人のオモチャ_1

受験勉強に身が入らない夏休み、弘毅は母・美智子と共に親戚の別荘を訪れる。そこで待っていたのは、野性味あふれる筋肉質の管理人・剛だった。
美智子は剛のあからさまな誘惑を、嫌がるどころか楽しむように受け入れていく。壁越しに聞こえてくる母の嬌声、首筋に残るキスマーク。独占欲と屈辱に震える弘毅は、絶望しながらもその音を糧に「鬱勃起」し、自慰を繰り返す。
ついに限界を迎えた弘毅は、剛との密会をネタに「父さんわに言うぞ」と母を脅迫する。修羅場を覚悟した弘毅だったが、美智子の反応は「まさか弘毅にそんなこと言われるなんて。いいわよ、内緒にしてくれるなら、好きにして」という、拍子抜けするほどあっけらかんとしたものだった――


総字数 約46,500字(読了時間 約1時間33分)

〈冒頭1,500字〉
第1話:焦燥のバカンス

じりじりと肌を焼くような陽光が、逃げ場のないアスファルトから陽炎を立ちのぼらせている。
地方駅の短いホームに降り立った瞬間、俺、弘(ひろ)毅(き)を襲ったのは、都会の乾いた熱とは違う、濃い緑の匂いと湿り気をたっぷり含んだ、むっとするような熱気だった。
「ひろくーん、見て! 空がすごく青いよ! 来てよかったねぇ」
隣で、少女のように声を弾ませるのは、母の美智子だ。
三十代後半だというのに、彼女の肌は陽光を跳ね返すほどに透き通るように白く、瑞々しい。今日のために新調したというサマードレスは、リゾート地を意識したのか、驚くほど生地が薄かった。
風が吹くたびに、柔らかそうな太もものラインや、下着の形さえも露骨に浮き彫りにする。背中が大きく開いたその服から覗く、汗ばんだ肩のラインに、俺は思わず毒づきながら視線を逸らした。
「……暑いだけだよ。早くタクシー乗ろう。参考書が重いんだ」
「もう、せっかくの夏休みなんだから。そんなに難しい顔してばかりいたら、頭が沸騰しちゃうわよ? ほら、リラックス、リラックス!」
母はクスクスと笑いながら、俺の二の腕を軽く叩いた。その柔らかな手のひらの感触が、汗ばんだ俺の肌に妙に生々しく、粘りつくように残る。
受験勉強に身が入らないのは、決して暑さのせいだけじゃない。目の前で無防備に、自分の美しさを撒き散らしながら笑うこの母親の存在が、俺の中の何かをずっと逆撫でし続けているからだ。
駅からタクシーに揺られること数十分。山道を登り切り、外界から隔絶されたような深い森の先に、その別荘はあった。
親戚の持ち物だという古い洋館。手入れはされているようだが、周囲の木々に飲み込まれそうなその建物は、どこか閉鎖的で、それでいて誰にも見られないことを前提としたような、淫らな空気を孕んでいるように見えた。
「お待ちしておりました。美智子さん、お久しぶりです」
玄関の前で、俺たちを待ち構えていたのは一人の男だった。
日焼けした浅黒い肌。白いタンクトップの袖口から覗く、血管の浮き出た筋骨隆々とした腕。管理人だというその男、剛は、俺には一瞥もくれないまま、母に眩しいほどの、そしてどこか肉食的な笑みを向けた。
「あら、剛くん! まあ、随分逞しくなったわね。最後に会ったときはまだ学生だったのに」
母の声が、一段と華やぐ。
剛は、挨拶代わりだと言わんばかりに母の肩に手を置いた。いや、それは置いたというより、引き寄せるような仕草に見えた。
親密すぎる距離感。だが、母はそれを嫌がるどころか、むしろ自分からその剛の熱い体温を求めているようにさえ見えた。
「荷物、運びますよ。美智子さんはゆっくり休んでください。……おっと、こっちは坊ちゃんの勉強道具かな?」
剛の視線が、初めて俺に注がれる。それは年下を可愛がるような慈愛などではなく、明らかに獲物の隣にいる小動物を追い払うような、傲慢な優越感を含んだ視線だった。
「……お世話になります。よろしくお願いします」
「ははっ、真面目だねえ。せっかくの夏休みなのに。……勉強もいいけど、あんまり根を詰めると、大事なものを見失うぜ?」
剛の言葉に、俺の奥歯がギリリと鳴った。
母の薄いドレスの肩越しに、剛の大きな指が食い込んでいる。その指先が、母の白い肌に紅い痕を残すのではないか……そんな想像が、俺の股間に不吉な、そして抗いがたい熱を呼び起こした。
絶望的な気分だ。これからここで起こるであろうことを、俺の体だけが予感して、醜く反応している。
「剛くん、弘毅にそんな意地悪言わないで」
母は楽しそうに俺を「紹介」するが、その目はすでに、俺ではなく剛の逞しい肉体を追っていた。
夏休みは始まったばかりだ。
だが、この熱気が引く頃には、俺たちの関係はもう、倫理も理性も通用しない、取り返しのつかない場所まで滑り落ちているような、そんな予感がしていた。

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